臓器移植と募金の話
ここ数日疲れが溜まってたのかちょっと体調崩してたんですけど、ようやく回復してきました。
具体的にくしゃみと鼻水が止まらなくて、でも熱っぽくはない感じ。
風邪じゃなくて鼻炎かなんかだと思うけど、もう治ったからいいや。
さて、いきなりどうしたお前!?って感じのタイトルですけど、ちょっとTwitterのタイムラインで興味深いツイートが流れてきたのでそれの紹介。
キンコン西野の元に3億円集めるより、僕はこの「そうしくん」に協力したいと思います。
— heikayuuji (@heikayuuji) June 5, 2018
うちの子ももっと幼い頃に心臓手術(簡単なものですが)したので他人事に思えない。
僕が出す金額なんて、それこそ塵のようなものですが。
手術に必要な2億9500万、まだ13万しか集まっていないようです。 pic.twitter.com/QbwTkkrlvN
軽く補足しておくと、6/6(木)の時点で1200万ほど募金は集まっているようです、それでも全然足りないですが。
で、なぜこれを話題にしたかというと、このツイートのリプを見ると、結構賛否両論だからです。
そこで気になったのが反対派のこの意見。
「3億もかかるなんておかしくね? これ割り込みの金額だろ」
ちょっと気になったので軽く調べてみました。
簡単にまとめるとこんな感じ。
①日本では臓器提供者(ドナー)が圧倒的に少ない(先進国では最下位)
②ドナーが少ないのは脳死の判定が厳しいのと、一般の認知度が低いため
③海外でもドナー不足は深刻な問題
④臓器は自国で賄うべきだという意見が国際的に広がっている
⑤優先的に移植を受けようとする日本人に対策するために高額な治療費が設定されている
なんというか、なんというかなんですよ。
そりゃあ自分の国の子供たちが治療を受けられずに死んでいくのに、他国の人間が金にものを言わせて治療していったら良い気はしないですよ。
これは今まで臓器移植に対して法整備をしっかりしてこなかった日本が悪いんですよ。
最近こういう話をよく見ます、日本はこういう部分に関しては昔のやり方を変えられずに他の先進国に比べて出遅れてる。
じゃあこの子を見殺しにするべきなのかというと、感情的にはそれは嫌じゃないですか。
助けられるものなら助けたいですよ、そりゃあみんなそう思うよ。
募金に賛成する人はそういう気持ちなんですよね、その気持ちもすごく分かります。
そして反対する人の気持ちも分かるんですよ、中にはもっと言葉を選べって人もいますけど。
結局これは、崖から落ちそうになってる二人のうち、どちらを助けるかっていう話なんです。
これはあれですね、日本が変わるとかドナーが増えるとか、そんなことよりも再生医療が発達して人工臓器が作られる方が早い気がしますね。
日本にとってはかなり深刻な問題なので、早く再生医療が実用化される未来を願ってます。
ついでにその再生医療で虫歯を完治できる未来が来るのを心から待ってます(蛇足)。